2011年1月3日 星期一

3千年前の精巧な技術 古代メキシコ・オルメカ文明展

写真:巨石人頭像に見入る来場者=北九州市八幡東区の市立いのちのたび博物館巨石人頭像に見入る来場者=北九州市八幡東区の市立いのちのたび博物館

 3千年以上前にメキシコ湾岸に栄えた古代文明を紹介する「古代メキシコ・オルメカ文明展――マヤへの道」(朝日新聞社など主催)が2日、北九州市八幡東区の市立いのちのたび博物館で始まった。3月31日まで。

 オルメカ文明はマヤ文明より古く、中米古代文化に共通する特徴が多いことから「母なる文明」と呼ばれている。会場には高さ176センチ、重さ4.1トン の巨石人頭像や精巧なヒスイのマスクなど約130点を展示。出口には複製の巨石人頭像が設けられ、来館者は記念撮影を楽しんでいた。

 東京、京都では開催され、九州では初の開催となる。大人1千円、高校・大学生600円、小・中学生300円。



3千年前の精巧な技術 古代メキシコ・オルメカ文明展

2010年11月25日15時3分


写真:ヒスイ製の仮面=CONACULTA、INAH蔵拡大ヒスイ製の仮面=CONACULTA、INAH蔵

 3千年以上前、メキシコ湾岸地域にこつぜんと現れた“文明”を紹介する「古代メキシコ・オルメカ文明展」(朝日新聞社など主催)が、東京・池袋サンシャインシティの古代オリエント博物館で開催中だ。大量のヒスイ製品には、高度な加工技術の痕跡が見てとれる。

 オルメカ文明は熱帯の密林に展開、謎も多いとされる。日本の縄文、弥生時代にあたる。

 展示では副題に「マヤへの道」とあり、後世のマヤ文明との連関に光をあてて、石像やヒスイ製品、土器など約130点を展示している。

 中でも注目はヒスイの「仮面」(長さ15.5センチ、幅15.5センチ、紀元前1500~1000年ころ)。リアルな造形で、ヒスイが硬質な素材である ことを考えると、歯の表現に至るまで精巧な技術が施されたようだ。鼻、ほお、口元などに日本人との関連もうかがわせる。ヒスイは古代の中国、日本でも珍重 されたという。

 高さ2メートル弱の巨石人頭像(紀元前1200年ころ、レプリカ)は親しみやすい表情ながら圧巻。メキシコ国立自治大学人類学研究所のアン・サイファース教授は「石彫は記念碑的芸術」と指摘する。

 神をあがめ、王権が存在した可能性をほのめかす遺物も陳列される。「会議に集まる人々」(紀元前1000~400年ころ、レプリカ)は、ヒスイの小立像16体が中心に向かって円形に配置。宗教儀式を営む様を表しているといわれる。

 12月19日まで。無休。03・3263・5622(同展広報事務局)。

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